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ザ・シンフォニカ 第37回定期演奏会 | ||||||||||||||||
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指揮者の紹介 | ||||||||||||||||
三石精一( Seiichi Mitsuishi) | ||||||||||||||||
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副指揮者の紹介 | ||||||||||||||||
内藤 佳有 (Karl Naito) | ||||||||||||||||
東京大学卒業。桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース(指揮専攻)で音楽を学ぶ。ピアニストとして「日本の作曲家’97」、ロイヤルメトロポリタン管弦楽団、桐朋学園大学卒業演奏会、ザ・シンフォニカ定期演奏会などに出演、2002〜4年日本クラシック音楽コンクールに於て伴奏者としてグランプリ・最高位に貢献する。 指揮者として大阪市音楽団、都響アンサンブル・アロイヴ、TAMA21交響楽団「第九」、東京オペラシンガーズ、二期会試演会、一柳慧氏の推挙により氏のオペラ「モモ」を指揮、また上野学園創立100周年記念定期演奏会(横山幸雄、矢部達哉、原田禎夫、島崎智子、村上曜子の各氏と共演)を大成功に導く一方、アシスタントとして三石精一、早川正昭、H.シェレンベルガー(元ベルリン・フィル)、E.マッツォーラ、金洪才、今村能、現田茂夫、山下一史、キンボー・イシイ=エトウの各氏らの信頼も厚い。 二期会オペラ研修所指揮者、東京オペラ・プロデュース副指揮者、尚美学園講師を歴任し、現在、東京農業大学農友会管弦楽団常任指揮者、みたかジュニア・オーケストラ及びクール・ブリアーン指揮者、ザ・シンフォニカ副指揮者、上野学園大学非常勤講師。 | ||||||||||||||||
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曲目の紹介 | ||||||||||||||||
ワーグナー/歌劇「さまよえるオランダ人」序曲 | ||||||||||||||||
ワーグナーの69年の人生は、たびたび放浪生活を送り、波瀾万丈でした。この「さまよえるオランダ人」も、借金から逃れロンドンへ向かう船上で嵐に遭った体験から着想したと言われています。物語は、当時好まれた「幽霊船」の物語を下敷きにして、呪いをうけて永遠に海をさまよう船長(=さまよえるオランダ人)が乙女の純粋な愛によって救われるというドラマティックなものです。彼のごく初期の作品ですが、すでに、彼独自の「楽劇」というスタイルも、生涯取り上げ続けた「乙女の愛による救済」というテーマも打ち出されています。「序曲」は全曲中最後に作曲されました。3幕からなる劇の展開が見事に凝縮されています。 |
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R.シュトラウス/交響的幻想曲「影のない女」 | ||||||||||||||||
シュトラウスとホーフマンスタールの永年のコンビによるオペラ「影のない女」は、複雑な展開と両者の意見の違いから、着想から6年かけて、大戦中の1917年に完成しました。2組の夫婦(霊界の王カイコバートの娘である皇后と皇帝、染物師バラクと妻)が試練を乗り越えて真実の愛で結ばれるストーリーはモーツァルトの「魔笛」を連想させます。
「影のない」ことは子供を産めないことの象徴で、子供の重要性がもう1つの主題になっています。シュトラウスは複雑な台本を音楽で見事に解き明かし、相棒をも唸らせた数々の美しい旋律をちりばめました。そして、1946年にこの「交響的幻想曲」が編まれました。 |
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シューベルト/交響曲第8(9)番「ザ・グレート」 | ||||||||||||||||
当団では第1回定期演奏会で第5番変ロ長調D.485を演奏して以来のシューベルトの作品です。 「ザ・グレート」は、第9番とされてきましたが、O.E.ドイチュによる新版目録に従い、現在は第8番とされています。こうした混乱は、彼が生前はあまり評価されなかったことに起因するようです。この曲も「長すぎる」ため演奏を拒まれ、没後、シューマンにより見出され、1839年にメンデルスゾーンの指揮によって初演されました。いきなり2本のホルンで始まる冒頭は当時としては斬新で、シューマンやメンデルスゾーンの交響曲に受け継がれました。「ザ・グレート」とは、第6番ハ長調D.589と区別して、「大きい」の意味ですが、内容はまさに、「偉大な」交響曲です。 |
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ザ・シンフォニカよりごあいさつ | ||||||||||||||||
ザ・シンフォニカ発足は1986年。大学を卒業したての新米社会人と学生が中心でした。
当時は、若さに任せて持てる時間と体力をフルに楽器にぶつけていましたが、18年の歳月は
団員の平均年齢を確実に上昇させました。職場や家庭での責任が増え、楽器を触る時間は減る
ばかり。しかし、成功や挫折、結婚や出産、友人や家族との別れ、仲間の去就往来など、
人生の機微を味わい、その経験はザ・シンフォニカの音楽に生かされているものと自負して
おります。 また、現在の団員は20代〜40代とジェネレーションを越えて広がり、変化や様々な状況を団結の 糧として取り込み、大人の演奏集団へと歩み続けています。聴衆の皆様も、団員家族・友人だけ でなく、教え子や子供の世代にも広がりました。演奏自体に興味を持ってご来場下さる方も増え、 今では小学生〜80代の幅広い方々に支えて頂いております。 さて、前回ラテンの色彩に挑戦した私どもは、今回、ドイツ/オーストリアの重厚な響きに挑戦 いたします。 指揮者には三石精一先生をお招きしました。1993年の第13回定期演奏会を指揮して頂いて以来、 私どもの変化を温かく見守って下さった三石先生には、これまでもたびたびご指導頂いており、 今回で8回目を数えます。 今年は三石先生ご自身の「指揮者生活50周年」にあたります。普段からご多忙な先生ですが、 特に今回はさまざまな記念演奏会の合間をぬってご指導頂けますことを、団員一同光栄に感じて おります。 壮大なグレートのフィナーレの響きの中、お出で頂いく皆様とこの喜ばしい時を分かち合い、 楽しんで頂ける演奏会にしたいと思っております。 |
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今後の演奏会情報 | ||||||||||||||||
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前回演奏会情報 ザ・シンフォニカのページへ ![]() |
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