ザ・シンフォニカ 第25回定期演奏会
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指揮者: 三石 精一(Seiichi Mitsuishi)
東京芸術大学指揮科卒業。1956年、メノッティ作曲「泥棒とオールドミス」、「電話」の指揮でデビュー、1959年には、ブリテン作曲「小さな煙突掃除」、ラヴェル作曲「スペインの時」を日本初演するなど、藤原歌劇団指揮者として主に歌劇やバレエの指揮者として活躍する一方、1969年8月読売日本交響楽団を指揮して第1回リサイタルを開いて絶賛を博し、その後各オーケストラに客演している。1973年渡欧、ヨーロッパ各地でオペラ及びオーケストラの研鑚を重ねた。1977年12月から文化庁在外研修員として派遣され、ウィーンとミュンヘンで指揮の研鑚を積み、1978年11月に帰国、1979年読売日本交響楽団の専任指揮者に就任。1981年には同交響楽団ヨーロッパ公演旅行に同行し、東ベルリンその他で大成功をおさめた。1986年3月読売日本交響楽団の専任指揮者の地位を離れ、フリーの立場で全国各地のオーケストラを指揮して活躍する一方、東京音楽大学指揮科主任教授として後進の指導にあたっている。1997年より新しく発足した東京ユニバーサルフィルハーモニー管弦楽団音楽監督、常任指揮者に就任。
副指揮者の紹介
副指揮者: 内藤 佳有(Karl Naito)
東京生。東京大学工学部計数工学科卒業。同研究生を経て社会人となるが、’96年桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース(指揮専攻)に史上2人目として入学し、異色の音楽家として学内外で注目を集めている。
ザ・シンフォニカの創立に参画し、’97年までチェロ首席奏者をつとめる。
東京大学在学中から東京大学音楽部管弦楽団とジュネス・ミュジカル・シンフォニー・オーケストラを中心にピアニスト・チェリストとして活躍した。
ピアニストとしてはその後東京都交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、藤原歌劇団各団員ほか多くの音楽家と共演し、「日本の作曲家’97」、ロイヤルメトロポリタン管弦楽団、桐朋学園オーケストラなどの演奏会にも出演した。
最近ではオルガニストとしても登場し話題を呼んでいる。
指揮者としてこれまで東京オペラ・プロデュース「ロメオとジュリエット」・「オリー伯爵」、神奈川芸術文化財団「モモ」、越後オペラ「みるなの座敷」、桐朋学園「煙突掃除」等のオペラや、桐朋学園オーケストラ、尚美学園オーケストラ、東京大学音楽部管弦楽団、新交響楽団をはじめ各地のオーケストラ、また東京オペラシンガーズなどの合唱団に貢献する。
これまでピアノを安藤仁一朗、前川幸子、小林仁、藤井一興、チェロを清水勝雄、毛利伯郎、室内楽を山口裕之、また指揮を堤俊作の各氏に師事する。
現在二期会オペラスタジオ指揮者。
「いつまでもいい音楽をやりたい」という共通の情熱を持つメンバーが集まってオーケストラを作ったのは1986年。結成当時のメンバーの中心は大学を卒業してまだ日の浅い社会人でした。
それから13年、私たちをとりまく社会は大きく変化し、団員それぞれの生活もまたさまざまに変わってきています。
日々職場で家庭で仕事に追われる私たちが音楽性や技術を磨いていくのは難しく、毎回の演奏会のプログラムは私たちに重くのしかかってきます。しかし一人ひとりがここで音楽ができることに喜びを感じで、できる限り高いレベルの演奏を目指して、力をつくす。それが私たち「ザ・シンフォニカ」の最大の長所だと考えています。
素晴らしい音楽から得られる何ものにも代え難い喜びを、聴きにきてくださるお客様と私たちで共有できれば最高です。
第26回定期演奏会:1999年7月18日(日)/すみだトリフォニーホール/指揮: 十束 尚宏/曲目: マーラー 交響曲第6番、他
第27回定期演奏会:2000年2月6日(日)/昭和女子大学人見記念講堂/指揮: 今村 能/曲目未定
第28回定期演奏会:2000年7月30日(日)/東京オペラシティ コンサートホール/指揮: 三石 精一/曲目未定