ザ・シンフォニカ 第33回定期演奏会

日時
2003年2月8日(土) 19:00開演予定
場所
東京オペラシティ コンサートホール
指揮
今村 能
(当団正指揮者)
曲目
ボロディン/「イーゴリ公」序曲
シベリウス/バイオリン協奏曲
Vn独奏: 小林 美恵
チャイコフスキー/交響曲第4番
チケット価格
自由席: 2,500円
チケット取扱い
チケットぴあ: 03−5237−9999
クラシック専用: 03−5237−9990
チラシ画像

指揮者の紹介
今村 能(Chikara Imamura)
 国立音楽大学卒業。カラヤン・コンクール・ジャパンに入賞、ベルリン・フィルを指揮。桐朋学園大学指揮科研究生修了。小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、高階正光、フランコ・フェッラーラ各氏に師事。カラヤン氏の招きでベルリン・ザルツブルクに留学。ミラノ・カンテッリ国際指揮者コンクール・ベスト4。ミラノ・スカラ座管弦楽団、イタリア放送響を指揮。ザルツブルク国際指揮者講習会コンクール入賞。仙台フィルハーモニー指揮者。
 フィテルベルク国際指揮者コンクールに優勝。北ドイツ・フィル、ヘルシンキ・フィル、デンマーク・オアフス響、チェコ・カールス・バード響、ワルシャワ・フィル、ポーランド放送響、ポーランド室内管、米国ウェスト・ヴァージニア響等欧米の一流オケに客演。国内ではNHK交響楽団、新日本フィルハーモニー他全国のオーケストラを指揮。
 オーケストラ・アンサンブル金沢専属指揮者、東京ハルモニア室内オーケストラ・箱根の秋音楽祭常任指揮者を歴任。キング・レコード、BIS、テレフンケン等に録音を行う。フィテルベルク国際指揮者コンクール審査員等各種コンクールの審査員を務める。
 近年、アムステルダム他オランダ各都市での歌劇「蝶々夫人」15公演を指揮。ベルリン・コンツェルトハウス定期公演、ザルツブルク大聖堂正式ミサやプラハでも指揮をし好評を博す。現在ポーランド国立歌劇場指揮者、国立音楽大学非常勤講師。
  • 円熟し、情緒豊かな表現力!(2000.1.9. ルッフ・ムジチュニ・ワルシャワ)
  • 人々の心をとらえた全く完成した演奏!20世紀の偉大な指揮者による何百という録音の中にも、これほどのものを見出す事はできないだろう!(2000.3.14. ウッチ新聞)

独奏者の紹介
小林 美恵(ヴァイオリン)
 東京芸術大学付属高校から大学に学ぶ。
 1983年 第52回日本音楽コンクール第2位
 1984年 第29回海外派遣コンクール河合賞受賞
 1988年 第4回シュポア国際ヴァイオリンコンクール第2位、あわせてソナタ賞を受賞。また、国内でも東京芸大安宅賞を受賞した。
 1990年 ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。フランスを中心にイタリア、ドイツ、ポルトガルでリサイタルおよびオーケストラと共演、国内でも主要オーケストラと共演するなど、本格的活動を開始する。
 1994年 東京・カザルスホールで5回にわたるリサイタル・シリーズ「小林美恵の世界〜音楽にそそぐ5つのまなざし〜」を行なった他、プラハ放送交響楽団と共演。
 1995年/96年/97年と、毎秋、パスカル・ロジェ/長谷川陽子とのピアノ・トリオの演奏会が好評を博し、99年11月に再演、全国ツアーを行なう。
 1996年8月、日本コロムビアより『フランス・ヴァイオリン・ソナタ集』(ピアノ/クリスチャン・イヴァイディ)でCDデビュ−。9月にもヴァイオリン小品集『美しい夕暮れ』(ピアノ/上田晴子)を発売。同時に初めての自主企画によるリサイタルを行い注目を集めた。
 1997年12月に3枚目のCD『ファンタジー/シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品集』(ピアノ/清水和音)を発売。夏にはチェコの名手ヤン・パネンカと共演。9月、日中国交正常化25年記念読売日本交響楽団北京公演(指揮:尾高忠明)のソリストとして訪中。
 1998年秋、小林研一郎率いるハンガリー国立交響楽団と共演。
 1999年10月、タイ国王陛下の6周暦(72歳)を祝う記念公演のソリストとして、オーケストラ・アンサンブル金沢(指揮:岩城宏之)と共にタイを訪問。
 2000年 ロン=ティボーコンクール優勝から10年を経て、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータの演奏に取り組む。
 2001年 5月にはCD「J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・リサイタル」を製作すると共に、バッハ&バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタの演奏会を行なう(東京・紀尾井ホール)。6月に、パスカル・ロジェ&長谷川陽子とともに、スイスのディヴォンヌ音楽祭に出演、同時 にトリオの録音を行なった。また、11月には同トリオで京都・東京・一関公演を行なった。11月、新譜『小林美恵プレイズ・クライスラー』(ピアノ:江口玲)を発売。
 (2001年12月)

副指揮者の紹介
内藤 佳有(Karl Naito)
 東京生れ。東京大学工学部卒業。同研究室を経て、桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース(指揮専攻)で音楽を学ぶ。
 幼少よりピアノを、また東京大学在学中からチェロを始め、東京大学音楽部管弦楽団及びジュネス・ミュジカル・シンフォニー・オーケストラを中心に活躍し、ザ・シンフォニカの創立にも参画する。
 演奏家としてはこれまで中山良夫、大平貴規、廻由美子、若林暢、向山佳絵子、菊地知也、矢野晴子、野口千代光、半田美和子の各氏をはじめ数多くの音楽家と共演し、ロイヤルメトロポリタン管弦楽団、桐朋学園オーケストラ、同チェロアンサンブル、同大学卒業演奏会等に出演する。
 指揮者としてはオペラから現代音楽まで幅広く活動し、最近では大阪市音楽団、ブルーメン・フィルハーモニー、グローバル・フィルハーモニック・オーケストラ、TAMA21交響楽団「第九」、ソニー・フィルハーモニック・オーケストラ、桐朋学園 Orchestra Alba、同シンフォニックウィンズ、同作曲科作品展、同チェロアンサンブル、東京オペラシンガーズ、二期会試演会、また一柳慧氏の推挙により氏のオペラ「モモ」を指揮する。共演した著名演奏家も、例えば菅原淳氏(打楽器)、山岸博氏(ホルン)、篠原正志氏(ギター)、山口裕子氏(ハープ)、名古屋木実氏(声楽)、浜田理恵氏(声楽)等々と多彩である。
 これまでピアノを安藤仁一郎、前川幸子、小林仁、藤井一興、チェロを清水勝雄、毛利伯郎、室内楽を山口裕之、指揮を堤俊作、高関健の各氏に師事し、古楽演奏解釈では有田正広氏の薫陶を受ける。
 現在、上野学園大学非常勤講師、二期会オペラ研修所指揮者、ザ・シンフォニカ副指揮者、東京農業大学農友会管弦楽部指揮者、みたかジュニア・オーケストラ指揮者、クール・ブリアーン指揮者、東京コンサート・シンガーズ副指揮者。

ザ・シンフォニカって、どんなオーケストラ?
 「いつまでもできる限りいい音楽をやりたい」という共通の情熱を持つメンバーが集まってオーケストラを作ったのは1986年。結成当時のメンバーの中心は大学を卒業してまだ日の浅い社会人でした。
 それから16年、私たちをとりまく社会は大きく変化し、団員それぞれの生活もまたさまざまに変わってきています。
 日々職場で家庭で仕事に追われる私たちが音楽性や技術を磨いていくのは難しく、毎回の演奏会のプログラムは私たちに重くのしかかってきます。しかし一人ひとりがここで音楽ができることに喜びを感じで、できる限り高いレベルの演奏を目指して、力をつくす。それが私たち「ザ・シンフォニカ」の最大の長所だと考えています。
 素晴らしい音楽から得られる何ものにも代え難い喜びを、聴きにきてくださるお客様と私たちで共有できれば最高です。

今後の演奏会情報
日付 演奏会 演奏会場 指揮者 曲目
2003年8月2日(土) 第34回定演 東京オペラシティ コンサートホール 山下 一史 ベートーヴェン/交響曲第4番
R.シュトラウス/交響詩「ドン=キホーテ」