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ザ・シンフォニカ創立20周年記念 第40回定期演奏会 | |||||
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指揮者の紹介 | |||||
飯守 泰次郎(Taijiro Iimori) | |||||
1961年、桐朋学園短期大学音楽科(指揮科)在学中に藤原歌劇団公演「修道女アンジェリカ」にてデビューを飾る。1966年ミトロプーロス国際指揮者コンクール、1969年カラヤン国際指揮者コンクールでともに第4位入賞を果たす。 1972年、芸術選奨新人賞とバルセロナのシーズン最高指揮者賞を受賞。 これまでに読売日本交響楽団指揮者、バイロイト音楽祭の音楽助手、ブレーメン、マンハイム、ハンブルク、レーゲンスブルクの各歌劇場の指揮者兼コーチ、エンスヘデ市立歌劇団第一指揮者を歴任。 ヨーロッパの歌劇場で積み上げてきたオペラに対する深い造詣、特にワーグナー作品を積極的に日本楽壇へ紹介してきた功績には特筆すべきものがあり、バイロイト音楽祭総監督 ヴォルフガング・ワーグナーも、「飯守泰次郎こそドイツ語でKapellmeister(名指揮者)と呼ぶにふさわしく、そこにはマエストロと言う言葉以上に大きな尊敬の念が込められてる。」と絶大なる信頼の言葉を寄せている。 1993年から1998年まで、名古屋フィルハーモニー交響楽団常任指揮者。 1997年9月より東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団常任指揮者、2001年1月より関西フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者を兼任。 第32回(2000年度)サントリー音楽賞、第54回(2003年度)芸術選奨文部科学大臣賞受賞。 2004年11月、紫綬褒章受章。 |
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副指揮者の紹介 | ||||||||||||||||
内藤 佳有 (Karl Naito) | ||||||||||||||||
「With respect and love!(Kimbo Ishii-Eto)」 東京大学卒業。桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース(指揮専攻)で音楽を学ぶ。ピアニストとして「日本の作曲家’97」、ロイヤルメトロポリタン管弦楽団、桐朋学園大学卒業演奏会、ザ・シンフォニカ定期演奏会などに出演、2002〜4年日本クラシック音楽コンクールに於て伴奏者としてグランプリ・最高位に貢献する。指揮者として大阪市音楽団、都響アンサンブル・アロイヴ、TAMA21交響楽団「第九」、東京オペラシンガーズ、二期会試演会、一柳慧氏の推挙により氏のオペラ「モモ」を指揮、また上野学園創立 100周年記念定期演奏会(横山幸雄、矢部達哉、原田禎夫、島崎智子、村上曜子の各氏と共演)を大成功に導く一方、アシスタントとしてG.ボッセ、三石精一、早川正昭、飯守泰次郎、大山平一郎、H.シェレンベルガー、金洪才、今村能、現田茂夫、E.マッツォーラ、キンボー・イシイ=エトウの各氏らの信頼も厚い。二期会オペラ研修所指揮者、東京オペラ・プロデュース副指揮者、尚美学園講師を歴任し、現在、東京農業大学農友会管弦楽団常任指揮者、みたかジュニア・オーケストラ及びクール・ブリアーン指揮者、ザ・シンフォニカ副指揮者、上野学園大学非常勤講師。2005年より随時新日フィルで音楽監督C.アルミンク氏のアシスタントを務めている。 |
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バッハ→シェーンベルク、そしてマーラー・・・ | ||||||||||||||||
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)のオルガン曲の管弦楽版といえば、かの名匠ストコフスキーによる「トッカータとフーガ」が、ゴージャスなサウンドをふりまくアレンジとして広く知られています。しかし同様に大編成オーケストラを駆使した編曲版でも、アーノルト・シェーンベルク(1874-1951)が1928年に手がけた「前奏曲とフーガ 変ホ長調」を特徴づけるのは、「新ウィーン楽派」の騎手として独自の音楽理論を確立した人物ならではの分析的視線。変幻自在に組み合わせた楽器を旋律パートに割り当てながら、彼はバッハ一流の対位法的書式を新たな線と色彩で再構築してみせたのです(ちなみに画家としても優れた技量の持ち主でした)。 そのシェーンベルクが師と仰いだグスタフ・マーラー(1860-1911)の交響曲第7番は、1904年から翌年にかけて筆が進められました(1908年にプラハで初演)。ウィーン宮廷歌劇場の監督としてキャリアの頂点にあった時期の所産にふさわしく、「マーラー的世界観」が大胆不適なタッチで語られていきます。人間と自然、愛と死、現世と天上界、哲学的思考と享楽主義……。相反する要素がときに脈絡もなく入り乱れるテクスチュアを再現するのは至難の技で、さらにはどのパートにも高い技術水準を要求する大作ゆえ(テナーホルン、ギター、マンドリンなどの特殊な楽器指定も手伝って)、なかなか演奏の機会に恵まれませんが、マーラーの創作活動に重要な位置を占める「隠れた傑作」の名にふさわしいシンフォニーです。なお、「夜の歌」という通称は、第2・第4楽章の副題「ナハトムジーク(夜曲)」に由来します。この2楽章と、明暗の境を絶えずさまようソナタ形式の第1楽章、「影のように」通り過ぎる第3楽章スケルツォ、カーニバルの喧噪を音で描いたような第5楽章ロンドからなる構成もユニークの一言。 |
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ザ・シンフォニカよりごあいさつ | ||||||||||||||||
ザ・シンフォニカは1986年に発足して、今年で創立20周年を迎えることになりました。発足当時のメンバーは、大学を卒業したての新米社会人と学生がほとんどでした。メンバーは次第に職場や家庭で重要な役割を担う世代になり、時間的な制約が厳しくなる中、「良い音楽」への思いを強くし、何よりも「このオーケストラが好きだ」という気持ちで現在まで活動を続けてきました。
これも、熱意を持ってご指導くださる指揮/指導の先生方、活動を支えてくださる友の会の皆様、団員家族、そして演奏会にいらしてくださる多くのお客様、皆様のご協力あってのものと、感謝しております。 今回は創立20周年を記念して、サントリーホールで飯守泰次郎先生をお迎えして、マーラーの交響曲第7番に取り組みます。 ひとりでも多くのお客様が、私どもと演奏を通して素敵な時間を共有してくださることを願いつつ、団員一同、練習に励んでいます。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。 | ||||||||||||||||
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今後の演奏会情報 | ||||||||||||||||
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前回演奏会情報 ザ・シンフォニカのページへ |
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