ザ・シンフォニカ 第45回定期演奏会

2009年 2月22日(日) 14:00開演 (13:30開場)
すみだトリフォニーホール 大ホール
大山平一郎
ブラームス/大学祝典序曲 作品80
Johannes Brahms (1833-1897): Akademische Festouverture op. 80
エルガー/創作主題による変奏曲「エニグマ(なぞ)」作品36
Edward Elgar (1857-1934): Variations on an Original Theme for orchestra, op. 36 "Enigma"
メンデルスゾーン/交響曲第3番イ短調 「スコットランド」作品56
Felix Mendelssohn Bartholdy (1809-1847)Sinfonie Nr. 3 a-moll op. 56 "Schottische"
ケット価格
自由席:2,500円
ケット取扱い
チケットぴあ(Pコード310-861) 0570(02)9990
トリフォニーホール・チケットセンター 03(5608)1212
問い合わせ
ザ・シンフォニカ事務局
児サービスのご案内
小さなお子さまをもつ方々にもごゆっくりコンサートをお楽しみいただけるように、開演30分前より託児サービスを設けます。託児料の一部として、お子様おひとりにつき0,1歳児3,000円、2歳児以上2,000円をご負担いただきます。事前のご予約が必要となります(定員制)。
お申し込み・お問い合わせは、イベント託児・マザーズへ。

※未就学児の客席へのご入場はご遠慮いただいております。

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揮者の
大山平一郎(Heiichiro Ohyama)
 現在、ながさき音楽祭音楽監督。米国のサンタ・バーバラ室内管弦楽団、音楽監督兼常任指揮者。ヴィオリスト、室内楽奏者としても高く評価されている。  京都生まれ。ヴァイオリンを東儀祐二、江藤俊哉、鷲見三郎各教授に師事。桐朋学園音楽高校卒業。  1966年日本音楽コンクール、ヴァイオリン部門で入賞。1968年、英国に渡り、ギルドホール音楽学校を卒業。1970年に米国インディアナ大学でプリムローズ、リッチ、ギンゴールド、シュタルケル各教授に師事。1972年、マルボロ音楽祭にヴィオリストとして参加。1973年、カリフォルニア大学助教授に就任、翌年ニューヨーク国際ヤング・コンサート・アーティスト賞を受賞。  1979年にジュリーニが率いるロサンジェルス・フィルハーモニックの首席ヴィオラ奏者に任命された後、指揮の勉強を始める。1987年プレヴィンに、同楽団の副指揮者に任命される。  1999年から五年間、九州交響楽団の常任指揮者。2004年から2008年は大阪シンフォニカー交響楽団のミュージック アドヴァイザー・首席指揮者。2005年、’福岡市文化賞’を受賞。2007年、大阪シンフォニカー交響楽団定期演奏会での指揮で、 文化庁芸術祭「芸術祭優秀賞」を受賞。  日本でのレコーディングは、エヴィカ・レーベルで日本ピアノ界の重鎮であった故園田高弘氏と九州交響楽団で、ベートーヴェン“ピアノ協奏曲”全集とブラームス“ピアノ協奏曲第一番”を録音。 (2008年4月1日現在)

指揮者の
内藤 佳有 (Karl Naito)
「With respect and love!(Kimbo Ishii-Eto)」

 東京大学卒業後、桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース (指揮専攻)で空前の成績を修める。ピアニストとして「日本の作曲家’97」、ロイヤルメトロポリタン管弦楽団、桐朋学園大学卒業演奏会、ザ・シンフォニカ定期演奏会などに出演、2002〜04、06年日本クラシック音楽コンクールにおいて伴奏者としてグランプリ・最高位に貢献する。指揮者として新日フィル、大阪市音楽団、都響アンサンブル・アロイヴ、TAMA21交響楽団「第九」、東京オペラシンガーズ、二期会試演会、栗友会合唱団、一柳慧氏の推挙により氏のオペラ「モモ」等を指揮、また上野学園創立100周年記念定期演奏会(横山幸雄、矢部達哉、原田禎夫、島崎智子、村上曜子の各氏と共演)を大成功に導く一方、アシスタントとしてG.ボッセ、三石精一、早川正昭、飯守泰次郎、大山平一郎、H.シェレンベルガー、金洪才、今村能、松尾葉子、現田茂夫、山下一史、E.マッツォーラ、キンボー・イシイ=エトウ、D.ハーディングの各氏らの信頼も厚い。二期会オペラ研修所指揮者、東京オペラ・プロデュース副指揮者、尚美学園講師を歴任し、現在、東京農業大学農友会管弦楽団常任指揮者、みたかジュニア・オーケストラ及びクール・ブリアーン指揮者、ザ・シンフォニカ副指揮者、三鷹市芸術文化振興財団理事、上野学園大学非常勤講師。2005年より新日フィルで音楽監督C.アルミンク氏のアシスタントを務めている。

曲目の紹介
ブラームス/大学祝典序曲 作品80
1879年、ドイツのブレスラウ大学から名誉博士の称号を授与されたブラームスは、その返礼としてこの「大学祝典序曲」を作曲。翌1880年1月に、ブレスラウのオーケストラ協会とブラームス自身の指揮により初演されました。 この曲には4つの楽しい学生歌“僕らは立派な学び舎を建てた”、“祖国の父”、“新入生の歌”、“だから愉快にやろうじゃないか”のテーマが次々と登場します。その昔、大学受験ラジオ講座でこのメロディーを耳にしていたという方も少なくないでしょう。これらの素朴なメロディーに、ブラームスオリジナルの主題や技巧が加えられ、明るく陽気な名曲として仕上げられています。
エルガー/創作主題による変奏曲「なぞ/謎(エニグマ)」作品36
「エニグマ」(Enigma)とは、ギリシャ語で「謎かけ」「謎解き」といった意味です。この「エニグマ」変奏曲は、冒頭に提出される主題と、それに続く14の変奏曲で構成されているのですが、作曲者のエルガーは、自分を含め彼の友人たちのイニシャルや愛称を、すぐには特定されないようにそれぞれの変奏の副題としました。当初は「謎」とされた副題の意味も、現在ではほとんど解明されています。エルガーの作品中、「威風堂々」、「交響曲第一番」などと並ぶ代表作といえるでしょう。イギリス音楽特有の品格の高さとスケールの大きさを併せ持つ、数ある管弦楽による変奏曲の中でも屈指の名作として、多くのファンを持つ作品です。
メンデルスゾーン/交響曲第3番イ短調 「スコットランド」作品56
1829年、20歳の夏。長い教養旅行の途にあった若きメンデルスゾーンはスコットランドの首府エディンバラにある古城跡を訪れ、かつて16世紀にメアリ女王が住んでいたこの場所に想いを馳せながら、交響曲の出だしの旋律を思いついたそうです。しかし交響曲「スコットランド」の完成はそれから13年後、彼が33歳の時であり、実質的には最後の交響曲になりました。 スコットランドの古い物語や風物に抱いた印象を元にして作られたこの曲は、ところどころで陽気な表情や荒々しさを見せながらも、過ぎ去りし古い時代への郷愁に彩られています。交響曲としての均衡の取れた構成と、風景画を見ているような幻想的な雰囲気とがよく調和した名作といえるでしょう。

ザ・シンフォニカよりごあいさつ
 ザ・シンフォニカは1986年、大学を卒業したての新米社会人と学生を中心に発足しました。20周年も越え、メンバーの大半が職場や家庭で重要な役割を担う世代になり、時間的な制約が厳しくなる中、「良い音楽」への思いを強くし、何よりも「このオーケストラが好きだ」という気持ちで現在まで活動を続けてきました。  今回は大山平一郎先生を2年ぶりにお迎えし、ドイツ・イギリスの3曲に取り組みます。ひとりでも多くのお客様が、私どもと演奏を通して素敵な時間を共有してくださることを願いつつ、団員一同、練習に励んでいます。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

後の奏会
日付 演奏会 演奏会場 指揮者 曲目
2009年07月19日(日)
14時開演(予定)
第46回定演 東京オペラシティ コンサートホール キンボー・イシイ=エトウ サン=サーンス:歌劇《サムソンとデリラ》から「バッカナール」
ルーセル:バレエ《バッカスとアリアーヌ》第2組曲
リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェヘラザード》
2010年02月21日(日)
14時開演(予定)
第47回定演 すみだトリフォニーホール    

前回演奏会情報
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