ザ・シンフォニカ 第48回定期演奏会

2010年7月25日(日)14:00開演 (13:30開場)
すみだトリフォニーホール 大ホール
三石 精一
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
Mikhail Glinka/"Ruslan and Ludmilla" Overture

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第2番ハ短調 作品18 ピアノ独奏 小川 典子
Sergei Rachmaninoff/Piano Concerto No.2 in C minor, Op.18

ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
Igor Stravinsky/The Rite of Spring
ケット価格
自由席:2,500円
ケット取扱い
チケットぴあ(Pコード106-693) 0570(02)9999
トリフォニーホールチケットセンター 03(5608)1212

チケットぴあでは7月21日まで、トリフォニーチケットセンターでは7月24日までお取り扱いしています。また、会場での当日売りを予定しています。(現金扱いのみ。当日売りの予約は受け付けておりません。)
問い合わせ
ザ・シンフォニカ事務局
児サービスのご案内
小さなお子さまをもつ方々にもごゆっくりコンサートをお楽しみいただけるように、開演30分前より託児サービスを設けます。託児料の一部として、お子様おひとりにつき0,1歳児3,000円、2歳児以上2,000円をご負担いただきます。事前のご予約が必要となります(定員制)。
お申し込み・お問い合わせは、イベント託児・マザーズへ。

※未就学児の客席へのご入場はご遠慮いただいております。

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揮者の
三石 精一(Seiichi Mitsuishi)
東京藝術大学指揮科卒業。1956年メノッティ作曲「泥棒とオールドミス」「電話」の指揮でデビュー。1959年にはブリテン作曲歌劇「小さな煙突掃除」、ラベル作曲歌劇「スペインの時」を初演するなど、当初は主にオペラ、バレエで活躍し、脚光を浴びる。 1977年、文化庁芸術家在外研究員として派遣され、ウィーンフィルとミュンヘン国立歌劇場で研鑽を積み、1978年帰国。1979年読売交響楽団専任指揮者に迎えられ、1981年の同楽団ヨーロッパ公演では、東ベルリンなどで大成功を収める。1986年退団後、全国各地のオーケストラに客演して活躍する一方、東京音楽大学指揮科主任教授として後進の指導にあたり、2002年名誉教授となる。 1997年東京ユニバーサル・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督・常任指揮者に就任。2005年4月2日にはサントリーホールにおいて「指揮者 三石精一・半世紀の道」50周年記念コンサートを開催、全国から駆けつけたファンと出演者が一体となって感動のステージを繰り広げた。(社)青少年音楽協会会長、日本指揮者協会顧問。

アニストの
小川 典子(Noriko Ogawa)
1987年リーズ国際コンクール第三位入賞を機に、ロンドンと東京を拠点として活躍。日本はもとより、世界の主要オーケストラ・指揮者との共演も数多い。 録音は、北欧最大のレーベルBISと専属契約を結び、話題を呼ぶ22枚のCDをリリース。現在進行中の「ドビュッシー・ピアノ曲集」は、英グラモフォン誌、レコード芸術誌ほか世界各誌で特選盤となる。 2008年にはサントリーホールでデビュー20周年記念リサイタルを開き「光の角度によって異なる色合いを放つオパール石のような輝き」と絶賛された。近年は、ミネソタ管、ロイヤル・リヴァプール管、フランス・リル管、シンガポール響、BBCウェールズ響、などと共演。室内楽にも積極的で、キャサリン・ストットとのピアノデュオをはじめ、多彩な活動を展開している。 現在、ミューザ川崎シンフォニーホールとの共同委嘱で、菅野由弘作曲「ピアノの粒子」3部作シリーズが進行中。第1作「光の粒子」は、南部鈴の持つ鉄の響きによる世界観と、それに呼応する舞台照明によって新たなピアノ作品の可能性を見出す作品となった。同曲はノルウェー、ニュージーランドで再演され、各紙にて賞賛された。2010 年はスコットランド国際コンクール、パデレフスキー国際コンクール、ミュンヘン国際ピアノデュオコンクール審査員。また、英国、フランス、南アフリカ、コロンビアへの演奏旅行が予定されている。 ミューザ川崎シンフォニーホールアドヴァイザー、「ジェイミーのコンサート」主宰。東京音楽大学客員教授、英ギルドホール音楽院教授。1999年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞、2006年川崎市文化賞受賞。オフィシャル・ホームページ:www.norikoogawa.com

曲目の紹介
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
「オペラの皇帝」グリンカの管弦楽法は後のロシアの作曲家たちに大きな影響を与え、彼はロシア音楽の祖と言われています。「ルスランとリュドミラ」の舞台は中世のキエフ大公国。大公の娘リュドミラの婚約者として選ばれたルスランが悪魔チェルノモールによってさらわれた彼女を救い出し、二人は再び結ばれるというおとぎ話です。この序曲は単独でもよく演奏され、きわめて技巧的な曲想はオーケストラの腕の見せどころでもあります。
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第2番ハ短調 作品18
交響曲第1番の初演で酷評を浴び(一説には曲の出来云々よりも演奏が悪かったとか)、自信を失ったラフマニノフが、ニコライ・ダール博士の催眠療法により徐々に自信を取り戻してこの協奏曲を書きあげ、作曲家としての名声を不動にしました。 このあまりも有名なエピソードをもつこの作品は、その屈指の美しさだけでなく、洗練されたオーケストレーションとピアノの超絶技巧とあいまって、最も人気のあるピアノ協奏曲の一つです。
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」
20世紀初頭のパリを舞台に数々の伝説を残したロシアバレエ団。その燦然たる歴史の中でも『春の祭典』は第一級の「事件」でした。新進気鋭のストラヴィンスキーが同団のために書いたこの3作目の「バレエ」は、1913年の初演が大スキャンダルとなり、わずか8回の公演でお蔵入りとなった曰く付きの問題作。しかし「音楽」としての評価は当初から高く、約100年を経た今日でも聴衆に衝撃を与え続ける現代音楽の傑作です。

ザ・シンフォニカよりごあいさつ
ザ・シンフォニカは1986年、大学を卒業したての新米社会人と学生を中心に発足しました。メンバーの大半が職場や家庭で重要な役割を担う世代になり、時間的な制約が厳しくなる中、「良い音楽」への思いを強くし、何よりも「このオーケストラが好きだ」という気持ちで現在まで活動を続けております。
今回はストラヴィンスキー、ラフマニノフ、グリンカといったロシアの作曲家の作品を演奏いたします。 55年にわたり日本のクラシック音楽界を牽引してこられた三石先生からのご指導も、今回で10回目となります。 バレエ音楽にも精通する三石精一先生の華麗なタクトによる「春の祭典」、国際的に活躍なさる小川典子先生にラフマニノフのピアノ協奏曲を共演いただけることに喜びを感じながら練習に励んでおります。 ひとりでも多くのお客様に素敵な時間を共有していただけますよう、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

後の奏会
日付 演奏会 演奏会場 指揮者 曲目
2011年02月13日(日)
第49回定演 すみだトリフォニーホール 大山平一郎 シューマン/マンフレッド序曲
ベートーヴェン/交響曲第2番
ドヴォルザーク/交響曲第7番
2011年07月31日(日)
第50回定演 サントリーホール 飯守泰次郎 未定

前回演奏会情報
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