ザ・シンフォニカ 第49回定期演奏会

2011年2月13日(日)14:00開演 (13:30開場)
すみだトリフォニーホール 大ホール
大山 平一郎
シューマン/劇音楽「マンフレッド」序曲
Robert Schumann(1810-1856):Ouverture zu “Manfred” op. 115

ベートーヴェン/交響曲第2番ニ長調
Ludwig van Beethoven(1770-1827):Symphonie Nr.2 D -dur op.36

ドヴォルザーク/交響曲第7番ニ短調
ケット価格
自由席:2,500円
ケット取扱い
チケットぴあ(Pコード124-375) 0570(02)9990
トリフォニーホールチケットセンター 03(5608)1212

チケットぴあでは2月9日まで、トリフォニーチケットセンターでは2月12日までお取り扱いしています。また、会場にて当日売りいたします。(現金扱いのみ。当日売りの予約は受け付けておりません。)
問い合わせ
ザ・シンフォニカ事務局
児サービスのご案内
小さなお子さまをもつ方々にもごゆっくりコンサートをお楽しみいただけるように、開演30分前より託児サービスを設けます。託児料の一部として、お子様おひとりにつき0・1歳児3,000円、2歳児以上2,000円をご負担いただきます。事前のご予約が必要となります(定員制)。
お申し込み・お問い合わせは、イベント託児・マザーズへ。

※未就学児の客席へのご入場はご遠慮いただいております。

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揮者の
大山 平一郎(Heiichiro OHYAMA)
現在、米国のサンタ・バーバラ室内管弦楽団 音楽監督兼常任指揮者。 CHANEL PYGMALION DAYS Special Concert Seriesアーティスティック・ディレクター。The Chamber Playersメンバー。ヴィオリスト、室内楽奏者としても高く評価されている。  京都生まれ。ヴァイオリンを東儀祐二、江藤俊哉、鷲見三郎、斎藤秀雄各教授に師事。桐朋学園音楽高校卒業。1966年日本音楽コンクール、ヴァイオリン部門で入賞。1968年、英国に渡り、ギルドホール音楽学校を卒業。1970年には米国インディアナ大学でプリムローズ、リッチ、ギンゴールド、シュタルケル、プレスラー各教授に師事。1972年、マルボロ音楽祭にヴィオリストとして参加。1973年、カリフォルニア大学助教授に就任、翌年ニューヨーク国際ヤング・コンサート・アーティスト賞を受賞。1979年にジュリーニが率いるロサンジェルス・フィルハーモニックの首席ヴィオラ奏者に任命された後、指揮の勉強を始める。1986年、ロサンジェルス・フィルハーモニックを指揮、翌年アンドレ・プレヴィンに、同楽団の副指揮者に任命される。1990年より世界各国のオーケストラ・音楽祭にて客演。  1999年から5年間、九州交響楽団の常任指揮者、2004年〜2008年大阪シンフォニカー交響楽団(現、大阪交響楽団)のミュージックアドヴァイザー・首席指揮者、2007年〜2009年ながさき音楽祭音楽監督を歴任。日本におけるレコーディングでは、エヴィカ・レーベルで日本ピアノ界の重鎮であった故園田高弘氏と九州交響楽団で、「ベートーヴェン“ピアノ協奏曲”全集」とブラームス“ピアノ協奏曲第一番”を録音。 2005年に福岡市文化賞、2008年に、大阪シンフォニカー交響楽団定期演奏会での指揮で、文化庁“芸術祭優秀賞”を受賞。 大山平一郎オフィシャル・ウェブサイト: http://www.heiichiro.jp/

曲目の紹介
シューマン/劇音楽「マンフレッド」序曲
イギリスの詩人バイロンの詩劇を題材にシューマンが作曲した劇付随音楽「マンフレッド」。その序曲は物語をぎゅっと凝縮したドラマティックな作品です。主人公の城主マンフレッドは、自分との許されない愛ゆえに死んだ恋人アスターティの姿を求めアルプスの山中をさまよいます。美しく雄大な情景がつづられるなか、アスターティの霊と再会したマンフレッドはやがて息絶えるのでした。 この曲を聴いたブラームスが感激して自ら交響曲を書く決意を固めた、というエピソードもあるほど、静かな情熱が聴く人の心を揺さぶる作品です。四つの交響曲と並んでシューマンの代表的なオーケストラ作品と言えるでしょう。
ベートーヴェン/交響曲第2番ニ長調18
ベートーヴェンの第2交響曲は1800年から1802年にかけて作曲されました。この時期は、ベートーヴェンにとって以前から悩まされていた難聴と、晩年まで患うことになる腸の病気が顕著になり始めた頃であり、ついには1802年の秋に、有名な『ハイリゲンシュタットの遺書』を書くことになるほど心身ともに不調に喘いでいました。しかし、この第2交響曲では、そのようなベートーヴェンの苦悩を全く感じさせる事のない、明るく快活で若々しい音楽が展開されます。生涯で数々の偉大な作品を後世に残したベートーヴェンですが、この第2交響曲は、『英雄』『運命』『第九』等の傑作交響曲の誕生を予感させる、重要な作品と言えるでしょう。
ドヴォルザーク/交響曲第7番ニ短調
ドヴォルザークは、チェコ国民楽派を代表する作曲家です。彼の音楽の魅力は、親しみやすく美しいメロディと、チェコの民族舞曲のリズムであると言えるでしょう。ブラームスに才能を見出され、「スラブ舞曲集」で一躍人気作曲家となりました。 1884年にロンドン・フィルハーモニック協会の招きでロンドンを訪れ熱狂的な大歓迎を受けた彼は、帰国後、協会の名誉会員に選ばれ、新作交響曲の依頼を受けて交響曲第7番ニ短調に着手しました。ブラームスのように伝統的な交響曲の厳格な手法で作曲ができることを証明したい、と完璧を目指しずっと構想を練っていたこの曲は絶賛を博し、ヨーロッパ・アメリカ各地でますますドヴォルザークの人気は高まっていきました。

ザ・シンフォニカよりごあいさつ
ザ・シンフォニカは1986年、大学を卒業したての新米社会人と学生を中心に発足しました。20周年も越え、メンバーの大半が職場や家庭で重要な役割を担う世代になり、時間的な制約が厳しくなる中、「良い音楽」への思いを強くし、何よりも「このオーケストラが好きだ」という気持ちで現在まで活動を続けてきました。  今回は大山平一郎先生を2年ぶりにお迎えし、古典派・ロマン派の作曲家であるベートーヴェン、シューマン、ドヴォルザークの作品に取り組みます。ひとりでも多くのお客様が、私どもと演奏を通して素敵な時間を共有してくださることを願いつつ、団員一同、練習に励んでいます。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

後の奏会
日付 演奏会 演奏会場 指揮者 曲目
2011年7月31日(日)
第50回定演 サントリーホール 飯守泰次郎 ワーグナー/楽劇「ローエングリン」より 第1幕への前奏曲、エルザの大聖 堂への行列、第3幕への前奏曲
マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調
2012年2月26日(日)
第51回定演 すみだトリフォニーホール

前回演奏会情報
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