ザ・シンフォニカ 創立25周年記念 第50回定期演奏会

2011年7月31日(日)14:00開演 (13:30開場)
サントリーホール 大ホール
飯守 泰次郎
ワーグナー/歌劇「ローエングリン」より
第1幕への前奏曲、エルザの大聖堂への行列、第3幕への前奏曲
Richard Wagner(1813-1883) / Lohengrin:
Prelude to Act I, Elsa's Procession to the Cathedral, Prelude to Act V

マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調
Gustav Mahler(1860-1911) / Symphony No.5 in C# minor
ケット価格
全席指定:2,500円
ケット取扱い
チケットぴあ(Pコード139-933) 0570(02)9990
サントリーホールチケットセンター 03(3584)9999
チケットぴあ及びサントリーホールチケットセンターでのお取り扱いは終了いたしました。
また、会場にて13時より120枚程度当日売りいたします。(現金扱いのみ。当日売りの予約は受け付けておりません。)
問い合わせ
ザ・シンフォニカ事務局
児サービスのご案内
小さなお子さまをもつ方々にもごゆっくりコンサートをお楽しみいただけるように、開演30分前より託児サービスを設けます。託児料の一部として、お子様おひとりにつき0・1歳児3,000円、2歳児以上2,000円をご負担いただきます。事前のご予約が必要となります(定員制)。
お申し込み・お問い合わせは、イベント託児・マザーズへ。

※未就学児の客席へのご入場はご遠慮いただいております。

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揮者の
飯守 泰次郎(Taijiro Iimori)
1961年、桐朋音大在学中に藤原歌劇団公演「修道女アンジェリカ」にてデビューを飾る。1966年ミトロプーロス国際指揮者コンクール、1969年カラヤン国際指揮者コンクールでともに第4位入賞。1972年、芸術選奨新人賞とバルセロナのシーズン最高指揮者賞を受賞。これまでに読売日響指揮者、ブレーメン、マンハイム、ハンブルク、レーゲンスブルクの各歌劇場の指揮者、エンスヘデ市立歌劇団第一指揮者を歴任。 ヨーロッパの歌劇場で積み上げてきたオペラに対する深い造詣、特にワーグナー作品を積極的に日本楽壇へ紹介してきた功績には特筆すべきものがあり、バイロイト元音楽祭総監督 ヴォルフガング・ワーグナーも、「飯守こそドイツ語でKapellmeisterと呼ぶにふさわしく、そこにはマエストロと言う言葉以上に大きな尊敬の念が込められている。」と評した。 1993年から98年まで、名古屋フィル常任指揮者。1997年9月より東京シティ・フィル常任指揮者、2001年から10年まで関西フィル常任指揮者を歴任、11年からは同団桂冠名誉指揮者に就任。 第32回(2000年度)サントリー音楽賞、 2004年11月紫綬褒章、2010年11月旭日小綬章などを受章。

曲目の紹介
ワーグナー/歌劇「ローエングリン」より 第1幕への前奏曲、エルザの大聖堂への行列、第3幕への前奏曲
歌劇「ローエングリン」は、ドイツ・ロマン派の作曲家ワーグナーの作品で、1850年に友人であるフランツ・リストの指揮によって初演されました。ローエングリンというのは、キリスト最期の時の血を受けたとされる杯を守る「聖杯の騎士」の名前です。彼は公国の後継者争いの中で弟殺しの罪に問われ苦しむエルザ姫を救うため、白鳥の曳く小舟に乗って現れます。エルザを救い結婚する条件として彼の素性を決して訊ねてはいけないと約束するのですが、エルザは不安からその禁を破り問いただしてしまいます。彼は自ら聖杯王パルツィヴァルの息子であることを名乗り、再び小舟に乗って去ってしまい、失意のうちにエルザは息絶えてしまうという物語です。今回は、聖杯の神秘的な美しさがロマンティックに描かれた第1幕への前奏曲、ローエングリンとエルザの婚礼の式のために礼拝堂へ向かう「エルザの大聖堂への行列」、結婚の喜びが華々しく描かれた第3幕への前奏曲を演奏します。
マーラー/交響曲第5番嬰ハ短調
第2番から第4番までは声楽を伴った交響曲を発表していたマーラーですが、続く第5番から第7番までは声楽を用いず、純器楽的な交響曲を書きました。すなわち彼の創作のある種の転換点となっているのがこの「第5番」であり、また中期の創作活動を代表する作品でもあります。  第5交響曲を書き上げる過程で、1901年、マーラーはアルマ・シントラーと出会い、その翌月には彼女との婚約を発表しました。1年後には2人のあいだに長女マリアが生まれます。マーラーにとっては幸福な、まさに人生の絶頂期であり、こうした私生活での充実ぶりが作品にも色濃く影響を与えています。  この交響曲は「アルマへの愛の告白」とされる第4楽章が後に映画「ヴェニスに死す」で使用されて有名になったほか、トランペットによる葬送行進曲で暗く始まるのに対してフィナーレではきわめて祝祭的に曲を終えるという「暗と明の対照性」などから、彼の交響曲の中でもとりわけ人気の高い作品となっています。

ザ・シンフォニカよりごあいさつ
ザ・シンフォニカは1986年、大学を卒業したての新米社会人と学生を中心に発足、今年で25周年を迎えます。メンバーの大半が職場や家庭で重要な役割を担う世代になり、時間的な制約が厳しくなる中、「良い音楽」への思いを強くし、何よりも「このオーケストラが好きだ」という気持ちで現在まで活動を続けてきました。 第50回の記念となる今回は、飯守先生を5年ぶりにお迎えし、先生の最も重要なレパートリーであるワーグナーと、没後100年にあたるマーラーの作品に取り組みます。ひとりでも多くのお客様が、私どもと演奏を通して素敵な時間を共有してくださることを願いつつ、団員一同、練習に励んでいます。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

後の奏会
日付 演奏会 演奏会場 指揮者 曲目
2012年2月26日(日)
第51回定演 すみだトリフォニーホール 手塚 幸紀 ブラームス/ピアノ協奏曲第2番 独奏 伊藤恵
バルトーク/管弦楽のための協奏曲

前回演奏会情報
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