ザ・シンフォニカ 第55回定期演奏会

2014年2月9日(日)14:00開演 (13:30開場)
すみだトリフォニーホール 大ホール
山下 一史
メンデルスゾーン:交響曲第5番ニ短調 op. 107「宗教改革」
Felix Mendelssohn Bartholdy(1809-1847):
Sinfonie Nr. 5 d-Moll op.107 Reformations-Sinfonie
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」op. 40
Richard Strauss(1864-1949):
Ein Heldenleben - Sinfonische Dichtung, op. 40
ケット価格
自由席:2,500円
ケット取扱い
チケットぴあ 0570 (02) 9999
トリフォニーホールチケットセンター 03 (5608) 1212
チケットぴあでは2月5日(水)まで、トリフォニーホールチケットセンターでは演奏会前日の18時までお取り扱いしております。ザ・シンフォニカ事務局では、チケットをお取り扱いしておりません。
また、会場にて13時00分より当日売りいたします。(現金扱いのみ。当日売りの予約は受け付けておりません。)
問い合わせ
ザ・シンフォニカ事務局
児サービスのご案内
小さなお子さまをもつ方々にもごゆっくりコンサートをお楽しみいただけるように、開演30分前より託児サービスを設けます。託児料の一部として、お子様おひとりにつき0・1歳児3,000円、2歳児以上2,000円をご負担いただきます。事前のご予約が必要となります(定員制)。
お申し込み・お問い合わせは、イベント託児・マザーズへ。

※未就学児の客席へのご入場はご遠慮いただいております。

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揮者の
山下 一史(Kazufumi Yamashita)
 1984年桐朋学園大学を卒業後、ベルリン芸術大学に留学、1986年デンマークで開かれたニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで優勝。  1985年12月からカラヤンの亡くなるまで彼のアシスタントを務め、以後、デンマーク放送交響楽団などを指揮、着実にヨーロッパでの実績を重ね、1993年から1998年までヘルシンボリ交響楽団(スウェーデン)の首席客演指揮者を務めた。  日本国内では1988年NHK交響楽団を指揮してデビュー、以後国内の主要オーケストラに定期的に出演し、好評を得ている。オーケストラ・アンサンブル金沢のプリンシパル・ゲスト・コンダクター(1991年〜1993年)、九州交響楽団の常任指揮者(1996年〜1999年)を歴任。また、大阪音大ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団常任指揮者(2002年〜2008年)を務め、2005年秋には、新国立劇場より松村禎三《沈黙》公演が招待され、東京の音楽界にも衝撃を与えた。2008年4月より同団名誉指揮者就任。 2006年4月からは仙台フィルハーモニー管弦楽団より指揮者として迎えられ、 R.シュトラウス「英雄の生涯」、リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」、シューマン:交響曲第2番・交響曲第4番などのCD制作も行うなど積極的な活動を展開、2009年4月から2012年3月まで同団の正指揮者を務める。 2008年9月に行われた愛知県文化振興財団主催によるヴェルディ「ファルスタッフ」の公演においても大きな成果を上げ、「第17回三菱UFJ信託音楽賞」を受賞、2009年4月にはサンクトペテルブルク交響楽団定期に出演し、大成功を収めた。 また、2011年2月にはシューマン作曲歌劇「ゲノフェーファ」日本舞台初演や、2013年1月には水野修孝 歌劇「天守物語」を行うなど、現在、オペラ、オーケストラの両面において着実な成果を積み上げている指揮者として、ますます注目を浴びている。

曲目の紹介
メンデルスゾーン/交響曲第5番ニ短調「宗教改革」
メンデルスゾーンは、ドイツ・ロマン派の代表的な作曲家で、優雅で明るい曲想は、多くの方々に愛されています。劇音楽『真夏の夜の夢』の中の1曲、『結婚行進曲』は、実際に教会での結婚式で新郎新婦の入場・退場等に使われているので、どなたでも知っている名曲です。彼は、5曲の交響曲を作曲しました。その番号は、発行の順序によるもので作曲された年代順ではありません。今回演奏する第5番『宗教改革』は、第1番に続き2番目に作曲された交響曲です。『宗教改革』と言う名前がついているのは、宗教改革300年祭(1830年)を記念する為に書かれたからです。実際には、健康を害した為、作曲が間に合わず、記念祭では演奏されなかったようですが…。4楽章では、宗教改革の中心となったマルチン=ルターが作曲した讃美歌『神はわがやぐら』のメロディーが主題とされ、最後はコラール主題が壮大に演奏されて締めくくられます。
R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」
後期ロマン派を代表する作曲家、R.シュトラウスは、「薔薇の騎士」などのオペラ作曲家として有名なだけでなく、F.リストにより創始された「交響詩」の大家でもあります。若きR.シュトラウスはニーチェ作<ツァラトゥストラはかく語りき>やセルバンテス作<ドン・キホーテ>といった文学作品にインスピレーションを得た交響詩によって、作曲家としての自分の地位を確立していきました。彼の最後の交響詩「英雄の生涯」は彼が34歳の時の作品で、特定の文学作品によらない抽象的な「英雄」の人生を、交響詩作曲家としての自分と重ね合わせて描いた一大スペクタクル作品です。この作品の中で「英雄の業績」として彼自身がそれまでに作曲した交響詩やオペラ、歌曲の主題を引用しており、交響詩に別れを告げる自伝的作品とも言われますが、彼の作品を数多く演奏してきた当団にとっても、ひとつの集大成と言える演奏会となります。どうぞご期待ください。

ザ・シンフォニカよりごあいさつ
 ザ・シンフォニカは1986年、大学を卒業したての新米社会人と学生を中心に発足しました。25周年を越えた現在、メンバーの大半が職場や家庭で重要な役割を担う世代になりましたが、時間的な制約が厳しくなる中、「良い音楽」への思いを強くし、何よりも「このオーケストラが好きだ」という気持ちで現在まで活動を続けてきました。 今回は山下一史先生を8年ぶりにお迎えし、ドイツロマン派を代表する作曲家、メンデルスゾーンとR.シュトラウスの作品に取り組みます。ひとりでも多くのお客様が、私どもと演奏を通して素敵な時間を共有してくださることを願いつつ、団員一同、練習に励んでいます。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

後の奏会
日付 演奏会 演奏会場 指揮者 曲目
2014年7月20日(日)
第56回定演 すみだトリフォニーホール 三石精一 ファリャ/バレエ音楽『三角帽子』第2組曲
ラヴェル/バレエ音楽『ダフニスとクロエ』第2組曲
ベルリオーズ/幻想交響曲
2015年2月15日(日)
第57回定演 すみだトリフォニーホール 高関健

前回演奏会情報
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