ザ・シンフォニカ 第62回定期演奏会

2017年7月30日(日)14:00開演 (13:30開場)
すみだトリフォニーホール 大ホール
キンボー・イシイ
Kimbo Ishii
ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
Paul Hindemith (1895-1963): Symphonic Metamorphosis of Themes by Carl Maria von Weber

バルトーク:舞踊組曲
Béla Bartók (1881-1945): Dance Suite

ブラームス:交響曲第2番ニ長調
Johannes Brahms (1833-1897): Symphony No. 2 D-Major, Op. 73
ケット価格
自由席:2,500円
ケット取扱い
チケットぴあ 0570(02)9999
トリフォニーホールチケットセンター 03 (5608) 1212

チケットぴあでは7月27日(木)まで、トリフォニーホールチケットセンターでは演奏会前日の18時までお取り扱いしております。ザ・シンフォニカ事務局では、チケットをお取り扱いしておりません。
また、会場にて13時00分より当日売りいたします。(現金扱いのみ。当日売りの予約は受け付けておりません。)
問い合わせ
ザ・シンフォニカ事務局
児サービスのご案内
小さなお子さまをもつ方々にもごゆっくりコンサートをお楽しみいただけるように、開演30分前より託児サービスを設けます。託児料の一部として、お子様おひとりにつき0・1歳児3,000円、2歳児以上2,000円をご負担いただきます。事前のご予約が必要となります。(定員制)
お申し込み・お問い合わせは、イベント託児・マザーズへ。

※未就学児の客席へのご入場はご遠慮いただいております。

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揮者の
キンボー・イシイ(Kimbo Ishii)
現在、ドイツ・マグデブルク劇場音楽総監督。 欧米を中心に、日本でも活躍している。 1986年に渡米、ジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイ、ヒョー・カン各氏のもとで研鑽を積むが、左手の故障(局所性ジストニア)のためヴァイオリンを断念、指揮に転向する。 小松長生、マイケル・チャーリー、小澤征爾の各氏に指揮法を師事。 これまでにベルリン・コミッシェ・オーパー(KOB)首席カペルマイスター、大阪交響楽団首席客演指揮者などを歴任。KOB では、オペラ『フィガロの結婚』『トゥーランドット』『金鶏』などを指揮、オーケストラ・コンサートでも質の高いパフォーマンスを披露した。 客演指揮者として、ドレスデン・フィル、ドイツ室内管、アウグスブルク歌劇場管、ボストン響室内管弦楽団、上海響、台湾国家響等を指揮。 日本においては、N響、読響、名フィル、九響等を指揮、また草津国際音楽祭にも出演している。 2010年、「第9回斎藤秀雄メモリアル基金賞」指揮者部門受賞。
www.kimboishii.com


曲目の紹介
ヒンデミット/ウェーバーの主題による交響的変容
20世紀ドイツを代表する作曲家ヒンデミットは、オーケストラの扱いが非常に巧みでした。楽器の性質を熟知し、無駄なく効果的に響かせる機能美が特徴です。『ウェーバーの主題による交響的変容』は彼の職人技の代表例。19世紀ドイツの作曲家ウェーバーが書いた旋律による変奏曲ですが、なかでも聴きどころは中国風のオペラ『トゥーランドット』に基づく第2楽章です。エキゾチックな雰囲気と、ジャズを交えて洒落たアレンジが効いています。

バルトーク/舞踊組曲
『舞踊組曲』は、バルトーク(1881~1945)の祖国ハンガリーの首都ブダペスト(1873年にドナウ川西岸のブダと東岸のペストが合併して誕生)の成立50周年記念音楽祭のための委嘱作品として1923年に作曲、初演されました。特徴的な5つの舞曲と終曲から構成される16分程の短めの曲ですが、東欧的な哀愁を帯びた美しい旋律、躍動感溢れるリズム、演奏者泣かせの変拍子、過激な不協和音と、バルトークのエッセンスが凝縮された密度の高い傑作に仕上がっています。

ブラームス/交響曲第2番ニ長調
ブラームスの交響曲第2番は、構想から完成まで21年を要した交響曲第1番とは対照的に、4か月で一気に書き上げられました。作曲に着手したオーストリア南部・ぺルチャッハの美しい自然や、交響曲第1番を書き上げるという重圧から解放されたことを窺わせる伸びやかなメロディーにあふれるとともに、冒頭の低弦のモチーフが全曲を通じ様々に形を変えて現れるなど、ブラームスの交響曲作曲家としての一段の成熟がよく表れた曲です。


ザ・シンフォニカよりごあいさつ
ザ・シンフォニカは1986年、大学を卒業したての新米社会人と学生を中心に発足しました。30周年を越えた現在、メンバーの大半が職場や家庭で重要な役割を担う世代になりましたが、時間的な制約が厳しくなる中、「良い音楽」への思いを強くし、何よりも「このオーケストラが好きだ」という気持ちで現在まで活動を続けてきました。 今回はキンボー・イシイ先生を2年ぶりにお迎えし、20世紀の作曲家であるヒンデミット(ドイツ)とバルトーク(ハンガリー)、そして19世紀ドイツの作曲家ブラームスの作品に取り組みます。ひとりでも多くのお客様が、私どもと演奏を通して素敵な時間を共有してくださることを願いつつ、団員一同、練習に励んでいます。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。


後の奏会
日付 演奏会 演奏会場 指揮者 曲目
2018年 2月12日 (月・祝)
第63回定演 すみだトリフォニーホール 矢崎 彦太郎

前回演奏会情報
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