ザ・シンフォニカ 第69回定期演奏会

2021年1月24日(日)14:00開演 (13:00開場)
ミューザ川崎 シンフォニーホール
海老原 光
Hikaru Ebihara
シューマン:交響曲第3番変ホ長調「ライン」
Robert Schumann (1810-1856): Symphonie Nr. 3 Es-Dur Op. 97

ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調「運命」
Ludwig van Beethoven (1770-1827): Symphonie Nr. 5 c-Moll Op. 67

ケット価格
全席指定:2,500円
ケット取扱い
会場にて13時より当日売りいたします。(現金扱いのみ。当日売りの予約は受け付けておりません。)
問い合わせ
ザ・シンフォニカ事務局

未就学児の客席へのご入場はご遠慮いただいております。
ソーシャルディスタンスを保つため、前後左右に空席を設けた配席となっております。
新型コロナウイルス感染拡大の予防に関する取り組みとお願いのご確認をお願いします。
ご来場前に、必ず当ホームページの最新情報をご確認ください。 (第69回定期演奏会ご案内)

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ごあいさつ
シューマンが1850年に作曲した交響曲第3番「ライン」の通称の由来となっているライン川は、スイスに源流を持ち、ドイツのケルン、デュッセルドルフを通ってオランダに河口を持つ全長1200km超の大河です。川が文明を興し文化を育んできたのは、世界の歴史が証明した現象といえましょう。シューマンはまるで川の恩恵に感謝するような気持ちで作曲に臨んだのではないかという想像が脳裏をかすめます。幸福感に満ちているのです。一方、この曲は、生涯において苦しむことになる心の病が発症した後の作品でした。
 ライン川沿岸のボンは、おそらく西洋音楽史上で最大級に偉大な作曲家の一人と目されるベートーヴェンを生んだ都市です。その後ウィーンに移って数々の名作を生み出す頃には難聴に苦しむようになりました。交響曲第5番「運命」もその時期に入ってからの作品です。音楽家にとって最も大切な力とも思われる聴力の喪失は、ベートーヴェンに底知れない悩みを与えたに違いありません。
 2つの交響曲は、それぞれに苦悩を抱えた作曲家の手による記念碑的な作品です。そしてどちらも喜びに満ちて終わります。コロナ禍に苦しむ現代の私たちにも、光明になるに違いないのです。どうか皆様、お気をつけてお出かけになり、その喜びの帰結を全身で受け止めていただければ幸いです。
ザ・シンフォニカ代表 小川敦生
揮者の
海老原 光(Hikaru Ebihara)
鹿児島生まれ。鹿児島ラ・サール中学校・高等学校、東京芸術大学を卒業、同大学院修了。その後、ハンガリー国立歌劇場にて研鑽を積む。指揮を小林研一郎、高階正光、コヴァーチ・ヤーノシュの各氏に師事。 2007年ロブロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクールで第3位、2009年ニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで第6位入賞。2010年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールでは審査員特別賞を受賞。 これまでに、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、読売日本交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、九州交響楽団、ほかを指揮し、客演を重ねる。2011年より毎年霧島国際音楽祭に登場している。2012年、2015年にはクロアチア放送交響楽団の定期公演(ザグレブ)に出演、また2019年にはゲデレー交響楽団(ハンガリー)に客演し、好評を博した。
海老原光オフィシャル・ホームページ http://www.hikaru-ebihara.jp


後の奏会
日付 演奏会 演奏会場 指揮者 曲目
2021年6月27日(日)
第70回定演 サントリーホール キンボー・イシイ

前回演奏会情報
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