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ザ・シンフォニカ 第72回定期演奏会 | ||||||||||||||||
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ごあいさつ | ||||||||||||||||
ザ・シンフォニカは1986年、大学を卒業したての社会人と学生を中心に発足しました。その後、実社会で起きたさまざまなできごとや変化を経験する中で、団員たちはいつも変わらぬ「いい音楽」への思いを大切にしながら、オーケストラ愛に満ちた活動を続けてきました。そして、音楽が人間のかけがえのない糧であることを、身にしみて感じています。 第72回を迎える今回は、当初指揮を予定していた三石精一先生が腰椎圧迫骨折に見舞われたため、本番への出演ができなくなりました。これに伴い、本番の指揮を引き受けていただいた海老原光先生のご指導の下で、団員一同、真摯に練習に励んでおります。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。 | ||||||||||||||||
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指揮者の紹介 | ||||||||||||||||
海老原 光(Hikaru Ebihara) | ||||||||||||||||
鹿児島生まれ。鹿児島ラ・サール中学校・高等学校、東京芸術大学を卒業、同大学院修了。その後、ハンガリー国立歌劇場にて研鑽を積む。指揮を小林研一郎、高階正光、コヴァーチ・ヤーノシュの各氏に師事。 2007年ロブロ・フォン・マタチッチ国際指揮者コンクールで第3位、2009年ニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで第6位入賞。2010年アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールでは審査員特別賞を受賞。 これまでに、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、読売日本交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、九州交響楽団、ほかを指揮し、客演を重ねる。2011年より毎年霧島国際音楽祭に登場している。2012年、2015年にはクロアチア放送交響楽団の定期公演(ザグレブ)に出演、また2019年にはゲデレー交響楽団(ハンガリー)に客演し、好評を博した。 海老原光オフィシャル・ホームページ http://www.hikaru-ebihara.jp | ||||||||||||||||
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曲目の紹介 | ||||||||||||||||
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲 | ||||||||||||||||
キリスト教が支配する中世ドイツ。異教の女神ヴェーヌスの官能的な愛におぼれた罪で追放された騎士タンホイザーは、ローマへ巡礼するも許されず絶望しますが、彼を愛する恋人エリーザベトが自らを犠牲にして天に赦しを乞うと奇跡が起こり、共に天に召されます。序曲では、このキリスト教と異教の対立の物語を象徴するように、荘厳な巡礼の合唱についでヴェーヌスを表す官能的な音楽が登場し、最後にエリーザベトの奇跡をたたえる音楽で締めくくられます。
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R.シュトラウス:交響詩「死と変容」 | ||||||||||||||||
R.シュトラウスが、彼の3曲目の交響詩である「死と変容」を作曲したのは25歳の時のことです。彼は幼いころから病気がちで、たびたび生死の危機に瀕していたそうで、その体験をもとにこの曲を作曲したと言われています。病や死の恐怖との戦いに疲れた芸術家が、最期には安らぎを得て天に召されるというストーリー性のある音楽となっています。彼の曲を数多く演奏している当団にとって、第9回定期演奏会以来の再演となります。
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ブラームス:交響曲第4番ホ短調 | ||||||||||||||||
ブラームスが完成させた最後の交響曲となった交響曲第4番は、中世の教会旋法、シャコンヌが使われるなど、ブラームスの長年にわたるバロック音楽、対位法の研究成果が表れた西洋音楽の作曲技法の集大成とも言える曲です。同時に、ブラームスの内面のロマンチックな表現、円熟期の作曲家の独創的な曲の展開も随所にみられ、過去への回帰と新しさが同居するブラームスならではの魅力にあふれた作品です。
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今後の演奏会情報 | ||||||||||||||||
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| 前回演奏会情報 ザ・シンフォニカのページへ |
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